ドローン物流実証実験 異常感知し着水

実験は来年3月に持ち越し

買い物弱者対策として伊那市などが取り組んでいる物流用ドローンの実証実験が、13日に行われました。
ドローンは、離陸後異常を感知して湖に着水し、実験は延期となりました。
午前10時37分ごろ美和郵便局を離陸したドローンは、およそ5分後、パラシュートを開いて美和湖に着水しました。
待機していたボートが慌てて駆け寄り、ドローンを回収します。
実験は、今年3月と9月に続き3回目です。
今回の実験は、買い物弱者から通販の注文を受けた美和郵便局から注文票と空の箱がセットされたドローンが飛び立ち、およそ2キロ離れた南アルプスむら長谷まで目視外飛行して、注文された商品を積み込み戻ってくることを想定していました。
予備の機体を用意していましたが実験は延期となり、担当者が報道陣に対し経緯を説明しました。
ブルーイノベーション株式会社 熊田雅之 専務
「ソフトウェアの部分がエラーを感知して、自動でパラシュートが開き着水した。原因は分からないので実験は延期することに。課題をクリアーしてサービスの実現に向け取り組んでいきたい」
11日〜12日にかけてあわせて5回のテスト飛行を行いましたが、異常はみられなかったということです。
パラシュートは、ドローン本体に異常が検知された場合と、機体が55度傾いた場合に自動で開くようになっていました。
自律制御システム研究所鷲谷聡之取締役
「センサーが感知し安全機能が作動し湖に着水したため、人的被害はもちろんなく、ドローンも無傷だった。」
国は、早ければ来年中にドローンの目視外飛行による荷物配送の実現を目指しています。
実験は来年3月に延期となり、担当者らは制御システムが起動した原因を追究し次回に活かしたいとしています。




放送日:2017年11月13日(月曜日)