女性目線の防災考える

男女共同参画社会を目指す伊那市民のつどい

男女共同参画の視点で防災について考えるワークショップが5日、伊那市役所で開かれ、災害時に不安に感じることについて参加者全員で考えました。

長野市を拠点に活動するフリージャーナリストの内山二郎さんが講師を務めました。
「旗揚げアンケート方式ワークショップ」と題して、内山さんの質問に対し、参加者が5つに色分けされた選択肢の紙を上げて答えながら、それぞれが感じる意見を出し合いました。

「災害避難所の生活を想像したとき不安に感じることはなんですか」との問いに対して(選択肢は 赤:プライバシーの確保、青:トイレやシャワー・入浴などの衛生に関すること、黄:スムーズな避難所の運営、緑:情報不足、白:その他)、男性は「スムーズな避難所運営」が最も多く全体の33.3%、女性は「トイレやシャワー・入浴などの衛生に関すること」が最も多く44.1%でした。
参加者はそれぞれに自分が感じていることを話していました。
青の「衛生に関すること」をあげた女性は「生きる中で一番重要なことなので選びました」と理由を説明していました。
また、赤の「プライバシーの確保」を選んだ男性は「リラックスできる時間がなくなることがストレスが大きくなる原因だと考え選んだ」と説明していました。
内山さんは「多くの地域に行って話しを聞くが、いざという時にプライバシーはない。一緒に避難所生活をする可能性がある人と、普段から理解を深められているかどうかが重要だと感じている」と話していました。

ワークショップは、「男女共同参画社会を目指す伊那市民のつどい」の一環で行われました。
災害が増えていることから、男女共同参画の視点に立った防災について考えてもらおうと伊那市が企画しました。
伊那市人権男女共同参画推進係の北原静香係長は「女性の視点に立って防災について考えるということが注目されている。きょうの話し合いの内容を持ち帰ってもらい、それぞれの立場で広めていってほしい」と話していました。

この他、会場の外では女性ファッション雑誌が、女性のための防災について取り上げた特集のパネル展示なども行われました。




放送日:2017年11月5日(日曜日)