| 武田 |
今まで諏訪湖の水をきれいにする対策費は、どのぐらいかけられていますか。 |
| 沖野 |
公共の処理場など2千億円。各家庭の下水道工事費用も含めると数千億円という膨大なものですね。 |
| 武田 |
いったん湖を汚してしまうと、それをもとの健康状態にまで戻すには、ものすごい年月とお金がかかるということですね。 |
| 沖野 |
諏訪湖の価値はいくら(何円)かというと、数千億円の価値はあるということでしょうね。 |
| 武田 |
その価値は、わからなかったんですね、そのころには。 |
| 沖野 |
地域の経済としては、その間、諏訪湖を処理場のように使っていて、その分の費用を地域の活性化に使っていたわけですから、そろそろお返しをしないといけないでしょう。 |
| 武田 |
これから一番気をつけなければいけないことは。 |
| 沖野 |
非特定汚染源といって、〈面源〉ともいうもの。下水で集められるものは各家庭、という点から出てきますが、それに対して農耕地や市街地は面積、面から出る。どこから出ているかはっきりしないので、非特定と言っていますが、その中でも窒素成分を除去するのが課題ですね。特に肥料が問題だと。農耕地に関係する部分の水をどこかにためて、そこで窒素成分を減らして下流に流す、ということを逐次やっていくということでしょう。 |