| 武田 |
緑に覆われた公園ですが、お客さんが多いそうですね。 |
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飯田市のシンボル風越山麓に、公園は位置する。山と街、その境界に公園はある
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| 羽場 |
うれしい悲鳴です。公園内の施設ではいろいろな体験ができます。例えば「おいで館」という多目的施設では、公園長の後藤道夫先生が理科実験ミュージアムという体験工房を毎週末開いています。人気がありまして、既に7千人が参加しています。 |
| 武田 |
この公園の施設には木が多く使われていますね。 |
| 羽場 |
公園にはいくつかのコンセプトがありますが、自然素材をできるだけ生かしていきたい。あの施設は昔ここにあった飯田工業高校の建物をリニューアルしたものです。 |
| 武田 |
ここに木の机があります。懐かしいですね。今の子どもたちはスチールなどを使って雰囲気も変わっていますが。これも木にこだわっていると。 |
| 羽場 |
これは廃校で捨ててしまう机を、この公園のために取っておいてリニューアルしました。 |
| 武田 |
これで捨てちゃうなんて、日本はもったいないことをしてるんですよねぇ。ということは、かなりこの公園にはリサイクル、再利用したものがあるんですか? |
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子どもたちが創作や体験できる施設が園内には6棟ある
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| 羽場 |
公園内の木々ですね。もともとある木はほとんど切らないで、どうしても場所が困るところだけ、移動しました。 |
| 武田 |
この「かざこしなかまの館」ではイベントができる雰囲気になっていますね。4月オープンということですが、こちらでは具体的に何かされたんですか。 |
| 羽場 |
フォークコンサートとか、シンセサイザーのコンサートだとかありました。これは私たちの主催でやった事なんですが、それ以外にもさまざまな市民の方々が勝手に、どんどん使ってくれています。 |
| 武田 |
オープンから今までは多くの人が訪れていますよね。 |
| 羽場 |
当初は、年間入場者を5万人と予想していました。しかし4月末にオープンして約2週間で4万人にお越しいただきまして。ほぼ、2―3週間で年間入場者予想をクリアしました。 |
| 武田 |
最初は物珍しくて来る人っているじゃないですか。それを持続的に来ていただく努力は、どのように考えていらっしゃいますか。 |
| 羽場 |
やはりそこが一番試されるところ。これからは「本当に良い」という人が来てくれると思うんですが、私たちは「市民協同」でみんなでつくっていく公園づくり、ここに力点を置いています。公園をお預かりしている私たち自身もNPOで、野外教育研究財団という法人です。ここに一つの市民協同、市があって管理運営をNPO、NGOに委託する形があります。さらに、いろんな団体に来てもらい、市民のために大いにこの公園を活用してもらう。それが私たちの大きな戦略ですね。 |
| 武田 |
つまり、市民の皆さんがソフトも持ち込んで、公園で何かをやってほしいと。とかく今までの公園は、完成するとそれでもうすべて終わり、という雰囲気がありました。 |
| 羽場 |
お金がかけてあっても、なくても、市民のいろんな欲求の受け皿になって、答えていくことが大事だと思う。私たちは公園の草刈りなどまですべてやりながら、子どもたちの興味を引き出すために、いろいろなイベントを主催者として仕掛けています。それから30を超えるボランティア団体が登録してくれています。読み聞かせ、竹細工、陶芸など、教えてくださる方々がたくさんいます。そういう指導できる方を「マイスター」、職人の親方ですね。その認定をさせていただいて活躍してもらう。おかげさまで何人ものマイスターに活躍してもらっています。 |
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魚や貝など、近くの川や池にすむ生物が飼われ、子どもたちが目の前で観察できる
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| 武田 |
今、子ども未来センターが話題になっていますが。羽場さんはどんなセンターがいいと思いますか。 |
| 羽場 |
ハードよりもソフト。もっと大事なのはハートですね。建物がいくら、ソフトとして何がある、といったことを紙に羅列するのではなく、大芝高原に未来センターが出来た時に、地域のために汗をかいてみんなで協力し合う。そんなハートを持った人たちが集まるということが、まず大事。 |
| 武田 |
建物などハードではなく、まずはハートだと。で、こちらにこういう公園ができましたから、同じようなものはいらないですよね。 |