| 武田 |
駒ヶ根のハッチョウトンボがいる湿原で、ほかの所とは大きさが違う珪藻がいるそうですね? |
| 飯島 |
今まで見つかっていない新しい種類ということになるかも知れません。あそこの湿地帯は貴重な場所ということになりますね。ハッチョウトンボとともに、珪藻類も保護していってほしいですね。 |
| 武田 |
珪藻類を採取して、撮影するにはどれくらい、時間がかかるんですか? |
| 飯島 |
三、四時間、場合によっては一日がかりですね。 |
| 武田 |
肉眼では絶対見えないんですか? |
| 飯島 |
大きなものはかろうじて見えるかもしれませんが、ほかのものは顕微鏡でも最低倍率三百〜四百倍にしないと見えません。 |
| 武田 |
では採取する時に、勘だけでやるわけですか。 |
| 飯島 |
そうです。勘でもってやります。珪藻というのは実は、川とか湖だけじゃなくて、ここにある花瓶(かびん)のなかの水にもいるんですよ。 |
| 武田 |
この花瓶のなかにもいるんですか?どうしてこの中にいるんですか。 |
| 飯島 |
珪藻は非常に小さいので、波しぶきと一緒に空中に舞いあがって、風でもって飛ばされていきます。だから、ちょっとした水たまりにも珪藻類はいます。身の回りのごく普通の生物ですね。 |