社会・くらし
第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会で優勝 箕輪工業高校1年 井上大樹君(16) [伊那毎日新聞]
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(2007/9/19)
初めてのロボット作りは楽しかった―。
今月1日、日本工業大学(埼玉県)が開催した「第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会」に自身で製作したマイクロロボット“Robot Industries1号”とともに出場。全国から集まった約100台のロボットを抑えて優勝した。
大会は2・54センチ角しかない“1インチロボット”がコースを周回するタイムを競い合うというもの。競技者は主催者から事前配布されたキットを使ってロボットを製作し、中に組み込むマイクロコンピューターを調節して、黒いケント紙の上に描かれた5ミリ幅の白いラインの上を正確かつ迅速に追跡するようにしていく。
「優勝できるとは思わなかったので、嬉しい」と笑顔を見せる。
◇ ◇
“ロボコン”ってどんなことをやっているのだろう―。そんな興味から、友人2人を誘って大会へのエントリーを決め、8月上旬からロボット製作を開始した。ロボット製作は初めてだったが、電子工作などではんだ付けなどは経験したこともあり、ほどなくしてロボットは完成した。早速動かしてみようとスイッチを入れたが、動かない。もともと大学から配布されたキットは、ただ組み立てただけでは動かない代物。そこからプログラムを調整する作業が始まった。
最初は動かないロボットを動くようにするにはどうすればいいか、次は少しずつ動くようになったものを早く走らせるには―と、考えながら、調整用のコースを何度となく走らせた。
「どう走らせればいいのかということを考えて、プログラムを作るのは初めての経験だった。やっているうちに新しい発見もあり、動くようになるマシーンを見るのが喜びになった」と振り返る。
◇ ◇
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大会本番は1次予選、2次予選、ベスト8によるトーナメント戦となっていた。ベスト32人を選ぶ1次予選の通過順位は11位。決して良い方ではなかったが、2次予選、トーナメントと勝ち上がるほど、タイムが良くなっていった。
「大会は上にいくほどコースが複雑になっていたんですが、難しくなるほどタイムが良くなった」と話す。
決勝は接戦だった。
競技中は自分のロボットから目が離せないため、対戦相手の様子を確認することができない。追い抜かれている―。観客席からはそんな声も聞こえたが、それでも自分のロボットを見守り続けた。
「優勝しましたよ」 審判のその一言で、自分が優勝したことを知った。その差はコンマ2秒ほどの違いだった。
◇ ◇
初めての挑戦を通じて「ロボットを作る楽しみ」を実感する一方、分からないこともたくさんあることを知った。
「今はまだ勉強中で、分からないこともいっぱいあるので、研究を積み重ねたりいろんなものを見て、経験値を上げたいと思います。もし、別のロボコンに出場することになっても、目標をもって頑張りたい」
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